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九品仏その12009.10.03 Saturday
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□ 九品仏 その1:その2:その3 へつづく
東急大井町線の九品仏駅(くほんぶつえき)を出て2〜3分のところに浄真寺(じょうしんじ)[正式には九品山唯在念仏院浄眞寺] があります。駅を出て、交差点の向こうが約100mの九品仏参道です。参道を通り、総門を抜け閻魔堂の前を通り、左に曲がると高さ30mの楼門があります。楼門を潜ると、右側に本堂があり、本堂の向かい側には3つの阿弥陀堂があります。広い境内の石畳の道が木々に囲まれ、落ち着いた雰囲気と江戸時代から続く品のよさに感心させられます。お寺の名前になっている九品の由来ですが、観無量寿経に説かれていることによると、極楽浄土へ往生するにも、9つの分類があり、これを九品往生といいます。
いわく、上品上生、 上品中生、 上品下生 、 中品上生、中品中生、中品下生 、 下品上生、 下品中生、下品下生。それぞれ上品(じょうぼん)、中品(ちゅうぼん)、下品(げぼん)と3通りのグループに分けられ、上生(じょうしょう)、中生(ちゅうしょう)、下生(げしょう)が後に続きます。
浄真寺の広い境内の本堂の向かい側に3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体の阿弥陀如来像が安置されています。お堂の正面にはそれぞれ、上品上生、上品中生、、と書いてありますので、愚生にもわかり易い配置です。
駅を出てすぐの交差点から見える浄真寺参道の入り口。約100m参道を通り抜けると総門があります。
浄真寺総門。ここを通るとすぐ右側に閻魔堂があります。
閻魔堂。
閻魔堂の中の閻魔様。
[撮影日は8月16日] 8月16日は「『地獄の釜の蓋』が開く日」とよく言われていました。当日はお休みをするのが伝統に敬意を払うすごし方です。
その2に続きます。 (1/3)
■ 九品仏その2 >>
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