御苑・庭園 | 桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
旧芝離宮恩賜庭園

   旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)は、JR浜松町駅北口を出て右に曲がり竹芝桟橋方向に歩いて約1分です。ここも超駅近です。入園料は一般及び中学生150円です。浜松町駅から見える緑の木々はこの庭園でした。
 入り口に掲示してある説明文によると、「徳川将軍家から埋立地であったこの地を拝領した老中大久保加賀守忠朝はここに屋敷を作り、作庭をはじめました。庭は貞享3年(1688年)までに完成し、楽寿園と命名されました。これが旧芝離宮恩賜庭園の起源です。」
  明治以降は宮内省管理を経て大正13年(1924年)に東京市へ下賜され、旧芝離宮恩賜庭園として公開されました。この庭園の池は、浜離宮恩賜庭園と同じように海水を引入れ干満で景色の変化する潮入りの池でしたが、海と隔てられ真水となった今もその取水口の遺構が残っています。今は完全に淡水で、旧芝離宮恩賜庭園の池でもコイが人影を見ると口をあけて近くへ寄ってきます。


旧芝離宮恩賜公園1  この奥の石組みは枯滝(かれたき)と言います。河床が通路になっており通り抜け出来ます。山渓を流れ落ちる滝を石組で再現して、その風情を観賞するための造りになっています。その心を理解しないと、良い幕閣とは言えなかったのでしょう。

旧芝離宮恩賜公園2  ここは園内の山から見ろした西湖(さいこ)の堤(つつみ)です。西湖は中国杭州(現在の中国浙江省杭州市)にある景勝地です。その西湖の蘇堤を模した石造りの堤です。ここを通り中島(なかじま)へ渡れます。中島は中国で仙人が住むとされる蓬莱(ほうらい)山を模しており、作庭時の石組みがそのまま残っています。

旧芝離宮恩賜公園3  石柱(せきちゅう)は、相模の戦国武将、松田憲秀の門柱であると判明したそうで、茶室の柱にするため運ばれてきました。大久保忠朝が小田原藩主の頃、小田原北条家に仕えたことのある松田憲秀旧邸の門柱を持ち込んだとされています。

旧芝離宮恩賜公園4  雪見灯籠(ゆきみとうろう)は池のほとりに立ち、対岸の築山を背景に旧芝離宮恩賜庭園で一番の景勝ポイントとされています。足下は玉石を敷き詰めた州浜となっています。

 [撮影日は8月22日]




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posted by: 花谷翔 | 御苑・庭園 | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
殿ヶ谷戸庭園

  湧水(ゆうすい)と山野草(さんやそう)の殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)はJR中央線国分寺駅を降りるとすぐ目の前にある超駅地近物件です。新宿から駅間距離で約21km、中央特快にのって約20分です。さすがに散歩して往復すると日が暮れそうなので、当日はJRを利用して来ました。
入り口に掲示してある「殿ヶ谷戸庭園ご案内」によりますと、由来は、大正4年、満鉄副総裁に江口定條(えぐち さだえ)が、この土地に魅せられて別荘を設けました。昭和4年に三菱財閥の岩崎彦弥太氏が取得し、別邸として再整備しました。戦後昭和37年にこの庭園を都市計画とする決定がなされましたが、私有地であったために、庭園を商店街にしようとする計画が浮上しました。それに対して自然環境を保存すべきとの市民運動が湧き起こり、昭和49年に都が買収し、昭和54年4月から都立有料庭園として一般に公開されました。殿ヶ谷戸庭園は国分寺崖線(こくぶんじがいせん)(通称ハケ)と呼ばれる崖地(がけち)を巧みに利用した回遊式林泉庭園です。

殿ヶ谷戸庭園1  駅前の線路に平行した通りを東京方向へ歩いて約2分のところにある殿ヶ谷戸庭園の入り口です。駅を出ると目の前に案内の道標が立っていますので迷うことはありません。入園料は一般及び中学生150円です。

殿ヶ谷戸庭園2  左へ行けば花木・野草園。右へ行けば萩のトンネルを抜けて藤棚があります。

殿ヶ谷戸庭園3  左側の水面が次郎弁天池です。鬱蒼と木に覆われて、涼しげな感じです。掲示してある「殿ヶ谷戸庭園の崖と湧水」によりますと、国分寺崖線は、多摩川が武蔵野台地を削り取って出来た段丘の連(つら)なりです。この崖線は国分寺市内から世田谷区を下って大田区の方まで延長約30kmあります。地下水が地表に湧き出しているところがあり、ハケと呼ばれています。次郎弁天池にその清水を見ることができます。

殿ヶ谷戸庭園4  サービスセンターとなっている建物です。中に入ることが出来、四季の花の写真とその説明や、殿ヶ谷戸庭園の歴史が詳しく展示されています。興味深い展示なので、ゆっくりご覧ください。

 [撮影日は8月23日] 11月下旬から12月始めの紅葉の頃が近々のお薦め散歩時期です。




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posted by: 花谷翔 | 御苑・庭園 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | -
向島百花園8月の花その3
□ 向島百花園8月の花  その1その2:その3 へつづく

向島百花園8月の花10  [ハナトラノオ (シソ科)] (Physostegia virginiana)(花虎の尾)。北アメリカ原産の多年草です。夏から初秋8,9月頃にピンクや白の花を咲かせます。花壇でも良く見ますが、丈夫でほうっておいても良く育ち花をつけます。

向島百花園8月の花11  [センニンソウ (キンポウゲ科)] (Clematis terniflora)(仙人草)有毒です。

向島百花園8月の花9  [モミジアオイ (アオイ科)] (Hibiscus coccineus)(紅葉葵)。

向島百花園8月の花12  [ヒオウギ(アヤメ科)](Belamcanda chinensis)(檜扇)葉が扇の様に出ている事に由来します。花は夏にオレンジの花弁に濃い赤みがかった斑点がついたものが咲きます。実は黒色で射干玉(ぬばたま)といい、「ぬばたまの」という黒に関係する枕詞になっています。『ぬばたまの 夜は更けぬらし 玉櫛笥(たまくしげ) 二上山に 月かたぶきぬ 』という万葉集の歌の様に使われていました。

 [撮影日は8月16日]   (3/3)

<< 向島百花園8月の花その2 || ■



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posted by: 花谷翔 | 御苑・庭園 | 02:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -


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